本日は鏡開き!餅は切腹を連想させる刃物を用いず、必ず手や木槌で「開く」そうです。
さて、ここまで愉快に遊び惚けてきた受験生が少なくないことと存じますが、来週には共通テストと聞き及んでおります。ここいらで乾坤一擲、気合を入れて勉強を始めましょう!
過去の私も年明けくらいに勉強を始めてちゃっかり合格しています。それなら君にもできるはず!ということで、このゲームをイカに攻略したら楽勝できるかをここに解説します。
■前提
慶應義塾大学の一般入試の応募締切は1/20で共通。全然間に合う!!
法学部は2/16が受験日。
英語、世界史(日本史やりたい人は適宜読み替えてね)、論述の3科目。配点は200:100:100。おおよそ62~68%程度の得点が要求されます。
出題傾向は長いこと変更が見られなかったのですが、来年度から試験内容が抜本的に変更されるようです。(今年が君の時代だ!)まず小論文の出題傾向が変わる。次に歴史の配点が150点となり、旧帝大のような長文論述式が出題されるとのこと。さすが東大の滑り止め
■補足
筆者は偏差値60ちょいの県立自称進学校出身ですので、特別頭が良いわけではないと思います。まあ遊び惚けていて評定3.5とかでも学力はトップだったので早慶受かるのはは順当といえばそうなのですが……。
お家大好きなので予備校等には行きませんでしたが、夏と年末に代ゼミの慶應プレという模試を受験しました。もう10年前には消滅していますが。年末のほうは余裕のE判定でした🥺ちゃんと受かったけど?
■戦略
最初に昨年の過去問に挑戦してみて傾向を読み解く。法学部は非常にシンプルなはずです。
とにかく時間がないので、ひたすら知識を詰め込みましょう。長文の読解と小論文の執筆を除けばテクニックは要求されないので、問題演習などというものは極論過去問だけでも受かります。
英語はマークシートの長文読解のみなので、なんとなく読み解く能力を磨きます。60%以上の得点を目指す。
世界史が穴埋め主体のマークシートなのでこれはカモです。一度頭に叩き込めばうろ覚えでも得点できるので、ここで75%は確保したいです。(なお受験者平均点は50点未満の模様)
小論文は、お題文章の要約400文字、それを受けての論述600文字。所詮作文なのだから、多少の訓練で60%はとれます。
しめて、120+75+60=255点。
昨年のボーダーは247点とのことですから、行けますな。
私が受けたときは125-98-60?=283点くらいかなと思います。
■実際に使用した参考書等
■総合
①赤本は最新のものを必ず用意すること。過去数年分くらいしか載っていないので、昔のものを中古で用意するのも良いですね。
②練習試合用に他学部や早稲田あたりの過去問を購入しても構いませんが、私は取り組む時間がありませんでした。中古で安く仕入れるのが良いかと。
■英語
①『快速英単語 (入試対策編) 』。単語帳は大学入試上級向けのレベルのものを好みで一冊選んでください。
②『仲本の英文法倶楽部』。紙の本が絶版とは思わなんだ。一年生からでも使える超良書。
③『UPGRADE 英文法・語法問題』高校で配布されたものです。直接得点にはつながらないので、パラパラめくる程度でした。
④他に英文ニュース記事やWikipedia、洋楽のリリックなどを読んでいました。
■世界史
①詳説世界史、山川用語集、タペストリーなどの資料集の三種の神器。論述式の出題がないので、高校で配布されるであろう装備がそのまま役立ちます。特に用語集は最強です。だって用語集全部覚えたらこの試験楽勝だもん。
■論述
①文庫や新書などをよく読んでいたので、あまり対策は必要ではなかったかもしれません。思い出せる限り関連するタイトルを挙げましたが、絶版になってしまったものもあり、そもそも時間に余裕がありませんので赤文字だけでも読めば充分かと思います。
(キングはネタではないのだが、やはり社会学的な本は一冊以上含めるのが望ましいと考えている。ちなみに私は、世界史と論述は一石二鳥できると思っている)
池田潔『自由と規律』
清水幾太郎『論文の書き方』
E. H. カー『歴史とは何か』
佐々木毅『政治の精神』
高坂正堯『国際政治』
中嶋嶺雄『国際関係論』
中西寛『国際政治とは何か』
竹沢尚一郎『社会とは何か』
押村高『国際正義の論理』
野村進『調べる技術・書く技術』
野田宣雄『二十世紀をどう見るか』
バーナード・クリック『現代政治学入門』
スティーブン・キング『書くことについて』
②毎日1000文字のブログを書く。内容が無い様でも構いませんので、なるたけ論述を意識しながら1000文字で色々と書いてみましょう。面白かったこと、ニュースを見て思ったこと、アニメの感想、大学でやってみたいこと、好きな子のこと、お題はなんでも良いです。難なく文章をでっち上げることができるようになれば、もうこの試験はお茶の子です。
■戦術
・どうチートしたら合格できるかをまずは考えよう。私は英語なら英和辞典を、世界史なら用語集を持ち込めれば絶対受かるやろと考えた。したがって、世界史は用語集の、英語は英単語の習得に徹した。
・とはいえ無機的な暗記ほど難しいものはない。世界史は資料集や書籍で歴史の面白い紡ぎ方を学ぶと良い。英語は面白い文章を読みまくるのがいいと思うのだが、いずれにせよあまり時間はない。難しいね。
・二十日前には過去問演習を挟みつつ調整を始める。試験当日に受かれば問題ないの精神でジリジリ得点を上げていけば良いのである。
・おっぱいバレー方式は良いモチベーションになると思う。無事受かったら……という条件で人参をぶら下げてもらうのだ。私は乳報酬無しでも頑張ったのだから、そういう相手がいないあなたも挫けず頑張ってほしい。
・大学に受かったらそういうことができるのかって?それはあなた次第だ。アニメ版『四畳半神話大系』を見よ。
■試験当日
・私は集合時間の1h前には田町駅に到着しており、キャンパスの周りを観光がてらフラフラ歩きました。早めに準備できると安心。
・どうせ試験の前後は暇なのですから、貪欲にガリ勉しましょう。
・「緊張は絶対に失敗したくないとき、または実力以上を出そうとするときのいずれかに生ずる。自分を信じられるくらい準備すべし。さすれば良い緊張に向く。」的なことをVtuberのアヒルがラジオで言ってたクア。
・昼食はアルフォートのみでした。終わってからちゃんと食べたかったのと眠くなると困るので。
・当時私の中では The Wildhearts や The Clash が流行っていたのでそこら辺を聴いていました(今でも聴いてるけど)。最近の子は DIALOGUE+ を聴くと良いです。
さて、そんなDIALOGUE+に超天変地異が発表されたので、私はここでおいとまいたします。
知り合いの韓国人の日本での大学受験の話を聞いたり、ハンマーが飛んでくる大学は嫌だなあと思ったりしたので急遽書き散らしました。論述対策のブックリストは最新版に更新するかも。
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Category: その他